さっと読める 今日の社会をよくするニュース 第16号

このところ、どこを見ても気が滅入ってしまうニュースが目に入ってきますね。
しかし、よく目を凝らしてみると「社会をより良くする」という気持ちが上向くニュースも見つかります。そんなニュースを集めてみました!
さっとニュース編集部 2022.01.06
誰でも

【編集長のぼやき】

突然の大雪で予定が完全に崩れ去っています。

【今日のピックアップニュース】

SDGsの推進に極めて顕著な功績があったと認められる企業や団体に贈られる「SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞」に、株式会社ユーグレナ(東京都)が選ばれた。同社は、藻の一種ユーグレナ(和名:ミドリムシ)を使った食品・化粧品の販売や、バイオ燃料の研究開発を手がけるベンチャー企業。今回はバングラデシュの農家や難民をソーシャルビジネスで支援してきたことが評価された。
前店舗ではできなかったことをやりたかったという野間シェフは、あらゆる世代の方に、ゆっくりと食事の時間を楽しんでもらえるようなお店にしたかったと語り始める。
坂井市長は「テレワークの時間を(育児)休業に入れることは厳密には正しいことではないと思うので、休業扱いではないということを明確にした」と説明した。市秘書課によると、実際にテレワークをやってみて、テレワーク中の時間を育児休業に含めるのは適切ではないと判断したという。
「Be My Eyes」には、身近な家族や友人にサポートしてもらうのとは、また違った便利さがある。登録ボランティア数が多く、手が空いているボランティアが素早く対応してくれるので、何回でも気兼ねなくサービスを利用しやすいのだ。また、世界中にボランティアがいるため、時間を気にせずいつでも助けを求められるのもポイントである。
ローソンは年末年始の2日間に、全国の1万4千あまりの店で、店内カウンターのホットミルクを通常価格から半額の税込み65円で販売。他のコンビニやスーパー、メーカー各社も消費拡大に向けて、店頭の牛乳の価格を下げたり新商品を展開したりした。
今って終わりへのタブーがあると思うんです。終わっちゃいけない、成長していかなきゃいけないという風潮がある気がしていて。『いつから終わりがタブー視されるようになったんだっけ?』という問いについて探っていくなかで見えてきたのが、“死に出会わなくなったこと”でした。
妙高市は、ライチョウを自然環境保全の象徴として生態調査や保護活動に力を入れている。市環境生活課の豊田勝弘係長は「高山地帯に生息しているため生態に謎の部分が多い。まず生態調査を重ね、そのうえで保護策を検討することにしている」と話す。
ビルやマンションの建設現場で、壁や電気配線、空気孔などの位置を示す「墨出し作業」をプロジェクションマッピングで投影して転写する日本初の取り組みが始まり、省力化などに期待がかかっている。

【編集後記】

明けましておめでとうございます。さて、2021年を振り返ってみると、2020年と同じく、新型コロナウイルスによる混乱が世界中で続いていました。そして、この問題はもともと存在していた国際的な地域格差や矛盾を更に拡大してきたように感じています。

たとえば、ワクチンの接種率は先進国では頭打ちで3・4回目のブースター接種が始まっている国もありますが、発展途上国ではまだ十分なワクチンが行き渡っていていません。コロナにより政情不安になり、国際社会の硬直化も目立ちます。

また、食料のかなりの割合を輸入に頼る日本では、海外の食料生産が不安定になり、日常的な食料の価格が上がって「ミートショック」が起きたり、流通の混乱でマックのフライドポテトが一時Sサイズしか販売されなくなったりといった問題も相次ぎました。改めて、世界はつながっていて世界のどこかで起きた問題が巡り巡って私達の日々の生活に影響するということを痛感しました。そういう意味では、環境問題も大きな地球的な課題であるのは間違いなく、COP26や気候サミットなどで合意したことを誠実に実行している必要もあるでしょう。

ただ、これらの問題はあまりにも大きすぎて、個人個人でできることはあまりないようにも思えます。しかし、政治や大企業の行動を大きく変えるのは市民一人一人の行動なので、少しでも「自分の関心のある問題を解決してくれそうな政治家や企業を支持する活動を取る」ということを地道に続けていくべきでしょう。そのためには余暇や資金がかかることも多いので、なかなか難しいところではあるのですが、関心のあるテーマのニュースを追い続けることも必要かと思いますし、さっとニュースがそのお手伝いができれば幸いです。

2022年のさっとニュースはもっとニュースを拡張したり、取材などで独自の記事をつくれるように成長していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(く)

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