さっと読める 今日の社会をよくするニュース 第17号
しかし、よく目を凝らしてみると「社会をより良くする」という気持ちが上向くニュースも見つかります。そんなニュースを集めてみました!
【編集長のぼやき】
新型コロナウイルスの感染拡大が異常でどうなるかわかりません…
【今日のピックアップニュース】
東京の東洋大学の学生たちが魚津市との連携事業の一環として、市がSDGs=持続可能な開発目標に取り組むためのアイデアを提案しました。
大手メーカーも原料調達などでの社会的責任が注目されており、ロッテは児童労働のないカカオ豆の調達を23年までに20%以上、28年までに50%以上とする中期目標を掲げている。
性別にとらわれない「ジェンダーレス」の動きが学校にも広がる中、宮城県白石市の市立白石中学校で、生徒が主体となり男女で区別のない運動着を完成させた。今年4月から導入する。
髙山堂は新型コロナの影響で店の閉店時間を早め、売り上げが2割ほど減少。そこで、和菓子店としては関西初!言わば24時間営業の自動販売機の導入で販売チャンスを増やそうというのです。また、フードロス解消も目指してこれまで廃棄していた賞味期限が近いものや、贈答品としては形が悪くて売れない商品などを詰め合わせた和菓子セットも扱っています。
加齢や病気、障害で食べ物をかんだり飲み込んだりする力が低下し、ミキサー食などになりがちな人に家族らと同じ外食を楽しんでもらうプロジェクトが、京都府宇治市五ケ庄のコミュニティーカフェで行われている。舌の力でつぶせるほど軟らかく調理しつつ、見た目の形は保ったカツを載せたカレーを販売。
子どもにしても、もし親が日頃から英語でリモートワークをしていれば、世の中にはそうした仕事があるということがわかる。だが、親が働いている姿を見たことがなかったり、親やその周辺が教えたりしなければ、世の中に英語を使わなければできないような仕事があることもわからない。英語ができて当たり前だと思って育つ子と、できないことが当たり前だと思って育つ子では、英語習得に対する「やる気」の濃淡にもおのずと違いが生じてくる。
昨年6月、東北地方の愛護センターから少し譲り受け、91センチ四方の板に1カ月ほどかけて「一番美しいものを」と描いた。アイボリーに近い色のキツネ。「忘れられるなら、存在しないことになる。誰も知らずに終わる命を、人間の前にアートという姿で立つ場所を与えたい」と思うようになった。
スウェーデンは1998年、国のカリキュラムで、すべての幼稚園が伝統的なジェンダーの役割とジェンダーのパターンを見直すこと、そして、子供たちに定型化されたジェンダーの役割を超えて探求することを義務付けた(実践方法は学校によって異なる)
これまで国内外の社会課題の現場や在籍していた大学院で、国籍や信仰、セクシュアリティ、障がいの有無や体型が異なる人々との出会いがあったという。そうした経験を通して、田中さんは障がいやジェンダー、信仰の違いや体型によって、自分と同じように「ファッションを楽しめていない」人がいると感じたそうだ。
凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)と株式会社グリーバル(本社:東京都港区、代表取締役:村木 孝、以下 グリーバル)は、屋内緑化と高品質4K映像、音、香りを組み合わせ、企業の従業員の集中力・生産性を向上する集中空間ソリューション「bio-Scene™」(ビオシーン)を開発。2022年1月18日からオフィス・シェアオフィス等のワークスペース市場に向け販売を開始します。
全国の店舗で切り替えた場合、プラスチックの使用量を年間900トン削減できるとしていて、日本マクドナルドホールディングスの宮下建治執行役員は「時間はかかるかもしれないが、業界に先駆けて、脱プラスチックを進めていきたい」と話していました。
首相は賃上げ税制の拡充などに取り組んできたとした上で「子育て・若者世代に焦点を当て、世帯所得の引き上げに取り組む」と指摘。最低賃金に関し「できるだけ早期に全国加重平均1000円以上となるよう見直す」と述べた。立憲民主党の泉健太代表への答弁。
岩手労働局(稲原俊浩局長)は、若者雇用促進法に基づく「ユースエール認定企業」を紹介する動画と冊子を作成した。新型コロナウイルス禍で、高校生や大学生らの県内就職志向は高まっている。若者を積極的に採用する県内中小企業の事例をまとめ、職業選択に役立ててもらう。
一連の動きや乳製品の製造工場のフル稼働などにより「業界からは牛乳の消費が伸びているとの報告がある」と金子氏。「牛乳・乳製品を使ったレシピのインターネット上の掲載など、協力の輪が拡大したことによって、廃棄が起こっていない。ご協力はありがたい」と謝意を示した。
【編集後記】
年明けからこっち、オミクロン株による新型コロナウイルスの流行再拡大が異常ともいえるスピードで進んでいます。明日から東京を始めとした16都県で蔓延防止等重点措置が発令される見込みです。デルタ株による第5波が落ち着き、経済活動の再開を目指して動き始めている矢先にまた暗雲が立ち込めて不安を感じている方も少なくないと思います。しかし、まずは手洗い・うがい・マスク着用・三密を避けるという基本的な対策をとり、自分が感染しない・広めないということを徹底していきたいですね。私を気をつけたいです。このさっとニュースを運営している株式会社祭でも、そのような不安を少しでも緩和できるようなサービスをリリースする準備を進めています。まもなく公開できるはずなので、お楽しみに!
さて、今回のさっとニュースでは食品・食料に関するものを多く取り上げました。昨年もこれまであまり注目を集めなかった社会問題が話題になる年でしたが、フードロスについてはこれまで以上に深刻に捉えられるようになったと思います。先日、久々に電車に乗りましたらディスプレイに一件「スーパーの激安販売」のようなCMが流れていました。どこのスーパーだろうと見ていたら、なんと「この食品は1年でこれだけの量が廃棄されています!」というACによる食品ロスの啓発CMでした。(内容はこちらで見ることができます)
フードロスについてはこれまでも「日本では食料廃棄が多すぎる」と問題提起されることがありましたが、それを本気で受け止める人はそれほど多くなかったように思います。しかし、SDGsの盛り上がりのなかで「フードロス」の解決のために奔走する方々や団体が増え、ACがCMを作るほどに注目を集めてきたのでしょう。やはり、継続的に問題を訴えるということは必要不可欠だと感じました。
また、年末年始で牛乳の大量廃棄が発生する恐れがあるというニュースが話題になりました。その結果、ネット上でも大量に牛乳を消費するレシピが共有されたり、ローソンがホットミルクを半額で販売するなど、社会全体で牛乳の消費拡大を推し進めた結果、年末年始での牛乳の廃棄は避けられたそうです。これは日本人の底力というか、日本人が一つのことに集中すると凄まじい力を発揮するのだな、ということを改めて感じることができました。日本が変わるときは本当に一気に変わるが、そのためにも日頃から主張するべきことは主張していかなければならないのだな、と心する次第です。(く)
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