さっと読める今日の社会を良くするニュース 第6号 (2021/05/07)

過去noteに掲載した「さっとニュース」第6号です
さっとニュース編集部 2021.06.22
誰でも

【編集長のボヤキ】

・日々が忙しすぎてニュースをチェックする暇が少なく大変です。

【本日のピックアップニュース】

■ 【国際】パタゴニア、企業制服等のロゴ付き製品の販売を自主禁止。製品の寿命短縮を懸念 | Sustainable Japan

アパレル世界大手米パタゴニアは4月中旬、自社製品にロゴをつけて販売することをやめたと発表した。取り外しができないロゴをつけた商品は、転職等の理由で着られなくなり、製品寿命を短くすると判断した。

・衣服等の大量生産・大量破棄による環境負荷の問題は、NHK「クローズアップ現代」でもこのアパレル業界の抱える問題にとして特集が放送されるほど、SDGsの文脈で大きな注目を集めています。

・しかし、一方でビジネス的に考えるなら、顧客には短いサイクルで衣服を買い替えてもらうったほうが正解でしょう。その狭間でアパレル業界は難しい舵取りを強いられている状態です。

・そのなかで、以前より環境問題に積極に取り組んできたパタゴニアは「製品の寿命を少しでも長くしたい」とロゴをつけた商品を販売しないという決断をしました。制服やアメニティとして会社や団体の名前を入れた衣服類は確かにタンスの肥やしになりやすいもの。当たり前に長年着られるような仕組みとして「ロゴがない」というのは確かに大事な観点かもしれません。

・この取組は素晴らしいように思いますが「今回の決定により、売上の一部を犠牲にすることを受け入れた」とあるように、衣服類のライフサイクルが長くなることで売り上げが落ちますし、企業や団体からの大量受注が見込みにくくなるいうことでもあります。それでも環境保護のためにこのような取り組みを進める姿勢はブランド構築のために必要なコストと判断したのかもしれません。

・このような「決断」ができるブランドがこの先ビジネス的にどのような判断をするのか見守っていきたいと思います。

【社会】

■ なぜZ世代はSDGsに対してモチベが高いのか――キーワードは「時代背景」と「コミュニケーション」(QJWeb クイック・ジャパン ウェブ) - Yahoo!ニュース 

Z世代がこんなにも社会課題に関心が高いのには、彼らの生まれ育った時代背景が大きく影響しています。彼らは幼いころから、地球温暖化による異常気象や自然災害といった地球規模の環境問題や、東日本大震災などエネルギーの在り方を問われるような出来事を目の当たりにしてきており、学校教育の中でもこれらの課題について当たり前に扱われてきました。

■ 「本を読みたい。教科書貸して」 小5のお願い、立ち上がる18歳 | 毎日新聞

児童養護施設の子どもたちにあなたの最高の一冊を――。そう呼びかけ、児童養護施設の子どもたちに本を送るプロジェクト「JETBOOK(ジェットブック)作戦」のクラウドファンディングが行われている。企画したのは、児童養護施設で育った大学1年生の山内ゆなさん(18)。きっかけは「本を読みたいから教科書を貸してほしい」という小学5年生の言葉だった。

■ 「医療用ウィッグに」決意の長髪 鳥栖の男子中学生、学校側も理解(佐賀新聞) - Yahoo!ニュース

小児がんなどで頭髪を失った子どもらに無償で医療用ウイッグ(かつら)を贈る「ヘアドネーション」に、鳥栖市の田代中1年の男子生徒が取り組んでいる。小学5年時から髪を伸ばし始め、今年の夏休みには目標の長さに届く見込みだ。中学入学前に学校に事情を説明、髪を切らずに入学できた。学校側も周囲の生徒に理解を促すなどサポートしている。

【ビジネス】

■ 【決定版】ハフポスト日本版が、ビジネスに役に立つSDGsガイドブックを作りました|ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社のプレスリリース

「ハフポスト日本版」を運営するザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社(東京都千代田区)は、2021年4月20日、「ハフポストが考えるSDGs」と題したSDGsのガイドブックをリリースしました。このガイドブックは、企業のSDGs担当者はもちろん、様々なビジネスパーソンに役立つ情報を掲載しています。特に以下の人たちにおすすめです。・SDGs 担当者・SDGsをからめた企画を立てたい人・SDGsに熱心な取引先企業を持っている人・ビジネスパーソンの教養としてSDGsについて知りたい人・個人でSDGsのアクションに取り組みたい人

■ 【究極の自然派マスク】自然素材の”木の糸”から作られた、地球環境を守る「サスティナブル・ナノ木糸マスク」を500枚限定で1枚950円の特別価格で販売開始!|サムライワークス株式会社のプレスリリース

サムライワークス株式会社(代表取締役社長:新島 実 本社所在地:東京都渋谷区)は、世界中で注目されているSDGsについて、何かできないかという思いから、環境に優しい自然素材の木糸・オーガニックコットンを使用した、環境にも肌にも優しい「サスティナブルマスク・ナノ木糸(MOKUITO)マスク」を、緊急事態宣言早期終息企画<第1弾>を【GWキャンペーン価格】で更にお値引きし、1,045円で販売致します。

■ 人も企業もすそ野拡大、まだまだ足りない「食品ロス」への取り組み(鷲尾香一) | ニコニコニュース

2015年には国際連合でSDGsの「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択された。その一つとして、30年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を半減させることが盛り込まれている。国内でも19年に食品ロス削減推進法が施行され、同年7月には「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」(食品リサイクル法)により、食品関連事業者から発生する事業系食品ロスを、30年度に273万トンに削減する目標を設定している。しかし、事業系食品ロスは2012年度の331万トンから18年度でも324万トンとわずか7万トンしか減少していない。30年度の目標273万トンには、遠く及ばない。

■ 使い捨てカイロ捨てずに再利用 大阪発SDGsな水質浄化:イザ!

寒い冬に欠かせない使い捨てカイロを再利用し、海や川、湖の水をきれいにしようとしているベンチャー企業がある。カイロの袋に入っている鉄分が、水質の環境改善に役立つという大学の研究成果を実用化。2025(令和7)年の大阪・関西万博の会場となる人工島、夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)周辺の水質浄化も視野に入れる。

【芸能】

■ 神木隆之介、二階堂ふみNHK子供向けSDGs番組でマスコットの声担当 - 芸能 : 日刊スポーツ

NHKは1日、神木隆之介(27)二階堂ふみ(26)が、同局子供向けSDGs番組シリーズ「ひろがれ!いろとりどり」のマスコットキャラクターの声を担当すると発表した。のんびりやで想像力豊かな水の妖精「アオ」を神木、明るくおしゃべりな好奇心いっぱいの光の妖精「キイ」を二階堂が演じる。同局はSDGsキャンペーン「未来へ17アクション」の一環として、次世代を担う幼児や青少年に向けたSDGs番組「ひろがれ!-」を展開。神木と二階堂が演じるマスコットの「アオ」と「キイ」が、Eテレを中心としたSDGs企画や特集番組をナビゲートするほか、2人が歌うSDGsの17目標を1分間で紹介する「SDGsのうた」が放送される。

■ ここ数年よく耳にするSDGs 活動に取り組む冨永愛の自由な発信を期待 | 朝日新聞デジタル&M(アンド・エム) 

会見の司会を務めたのは元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤氏。冨永とのトークでは、伊藤忠商事がアパレルなどにも強いことから、ファッション業界におもんぱかったのでしょう。「ファッション業界もSDGsに取り組んでいると思いますが」と、冨永に話を振りました。でも、その冨永の回答が痛快でした。何を言っているんですかといった表情で、ファッション業界は世界の中で2番目に環境に負荷をかけている産業であることを指摘。そして「みんながそのことに気付きだしたのはこの2、3年のこと。作り手側もサステナブルに転換するために努力している。消費者側もその認識を変えるのに時間がかかるので、モデルとして取り組んでいきたい」と話しました。

【テクノロジー】

■ WRCが100%持続可能な燃料を採用。ハイブリッド導入の2022年に切り替えへ(オートスポーツweb) - Yahoo!ニュース

WTCR世界ツーリングカー・カップにおいても今季から15%のバイオ燃料を供給するP1レーシング・フューエルズの専門家たちは、合成燃料とバイオ燃料の成分をブレンドした、化石を含まない炭化水素ベース燃料の製造に取り組んできた。この燃料はFIA国際自動車連盟が統括する世界選手権シリーズで使用される、高性能エンジンの動力源としては初めて登場するものだ。

■ 人間拡張スタートアップ特化型のアクセラレータープログラムを日本初開催:時事ドットコム

スタートアップスタジオのSpirete株式会社(スピリート、以下「Spirete」)とベンチャーキャピタルである15th Rock Ventures有限事業組合(15thロックベンチャーズ、以下「15th Rock Ventures」)は、日本初となる人間拡張をテーマとしたスタートアップに特化したアクセラレータープログラム「Human Augmentation Challenge」を、共同開催いたします。

■ 【デジタル社会の未来】(上)“人機一体”でハンディ補う ロボット開発 常にアップグレード - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト

岩田浩康教授(46)は、目指す先は肉体的な限界を乗り越える「身体拡張」とした上で「ロボットとの融合で人間の生産性が高まり、日々の暮らしは格段に便利になる」と指摘した。生身の体はゆっくり衰えていくが、機械のカラダは常にアップグレードが可能だ。最先端のロボット工学とAI、第5世代(5G)移動通信システムの発達で、人機一体の時代はもはや遠い夢物語ではなくなった。

【イベント】

■ 社会課題解決に取り組みたいZ世代が賞金100万円を目指す! ソーシャルグッドな公開オーディション型リアリティ番組「SPINZ」 5月1日(土)、番組出演候補者の募集を開始:時事ドットコム

株式会社SEAMES(所在地:東京都新宿区、代表:コミンズ リオ)は、一般社団法人Sustainable Game(所在地:東京都豊島区、代表:山口由人)との共同プロジェクトとして、Z世代に向けたソーシャルグッドな公開オーディション型リアリティ番組「SPINZ」を開始いたします。さらに、5月1日(土)より、番組出演候補者となる「社会課題の解決に取り組みたいZ世代」の募集を開始いたします。

【本日の雑感(編集後記)】

・いつのまにかゴールデンウィークも終わってしまいましたが、どうにか第6号をリリースしました。

・本日は緊急事態宣言も延長が決定し、対象地域に追加される地域もあったりと日本中が大変な時期ですが、それでもなお、環境や人権などの取り組みを前に進めようとしている方々に敬意を表したいと思います。

・回数を重ねてきて分かってきましたが、日々大量のニュースが流れてくる中で、いかに「現在のトレンド」を反映している記事をピックアップするのかが「さっとニュース」の大事なポイントで、その判断するにはもっとSDGs等に関する知識が必要だなと痛感しています。この土日は「ハフポスト日本版」が出したSDGsガイドブックをじっくり読んでみたいともいます。

・また、このニュースの運営母体「おかえり村」では「村人」を募集しています!詳しくはこちらをご覧ください!お待ちしております!

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